糖尿病

糖尿病について

  • 糖尿病とは、血糖値が高い状態(血液内にブドウ糖が過剰に存在する状態)が続くことを指します。糖尿病になると脳疾患や心疾患の危険性が上がりますし、糖尿病の三大合併症と呼ばれる腎症、網膜症、神経障害のリスクが高まります。
    また、糖尿病は完治できない疾患としても知られており、悪化すると人工透析も必要となります。そのため発症を予防することや、早期発見して透析や合併症のリスクがあるレベルに到達させないことが重要です。

糖尿病にはどんな症状がある?

糖尿病は初期には自覚症状がなく、悪化してから気づきやすい特徴をもっています。ある程度進行すると、喉が渇きやすく、多飲や多尿、体重の低下や倦怠感などの症状が見られます。さらに悪化すると、合併症による手足のしびれや視力の低下のほか、腎機能が下がったことからくる透析の必要性が出てきます。

糖尿病の原因

01

暴飲暴食

02

喫煙

03

運動不足

04

乱れた生活習慣

05

糖質の過剰摂取

06

肥満 など

糖尿病の最も多い原因

糖尿病は、インスリンというホルモンの量が減る1型糖尿病と、インスリンの機能が低化する2型糖尿病に分類されます。
日本人は遺伝的にインスリンの分泌が弱いとされており、発症例の9割以上は2型糖尿病であることが知られています。この場合、遺伝的な性質に加えて、カロリーが高い食事が多いことや運動不足、ストレスや肥満などがあることで糖尿病の発症に至ります。この特徴を踏まえて、2型糖尿病は生活習慣病の代表的な存在ともなっています。
また、肥満には至っていなくてもメタボリックシンドロームであれば発症しやすいので、早めに日々の生活習慣を見直しましょう。

糖尿病の主な治療法

食事療法

食事療法は生活習慣病の治療で重要な位置を占めています。カロリー摂取や塩分量を適正化すること、バランスが取れた食事を心がけること、1日3食規則正しく食べること、などが基本です。栄養バランスについて詳しく述べると、3大栄養(たんぱく質、炭水化物、脂質)に加えて、ビタミンやミネラルをしっかり取ること、主食、主菜、副菜を適切に組あわせることなどが重要です。
近年は欧米の影響を受けた食生活が浸透しているため、乳脂肪や脂肪製品の摂取が増えていることなど、正しい知識に沿って食生活を見つめ直しましょう。

運動療法

日々の生活に適度な運動を組み込むことで、生活習慣病のリスク低減、状態改善が期待できます。また、運動療法とあわせて食事の習慣を見直すことで、身体にプラスの連鎖が生じるので、ぜひ運動療法と食事療法はセットでお考え下さい。
適切な量の運動を続けると、血圧をコントロールしやすいですし、糖尿病や脂質異常症の状態改善も期待できます。また、ストレス解消や肥満の緩和のほか、動脈硬化や心疾患の予防にも有効です。
ただし、疾患の状態によっては運動を制限すべき場合もあるので、ぜひ医師のアドバイスを受けてください。

薬物療法

血糖値を下げる薬剤の内服が中心です。またある程度進行している人は、インスリン注射が必要となります。ぜひその状態に至る前に、生活習慣を見直して、進行を食い止めましょう。

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※定期的な往診は水曜日と金曜日の午後に行っています。
症状や経過で必要があれば往診日以外でも往診いたします。

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